アメリカのIT大手「アップル」は、生成AIを搭載し、これまでで最も薄型となる最新のスマートフォンなどを発表しました。AI機能の開発競争で他社からの出遅れも指摘される中、顧客の維持や拡大につなげられるかが焦点です。
アップルは9日、西部カリフォルニア州の本社で最新のスマートフォンなどを発表し、「iPhone17」やこれまでで最も薄型となる「iPhoneAir」を披露しました。
新たな機種では生成AIの処理速度の向上などにつながる最新の半導体を搭載しているほか、内側と外側のカメラを同時に使って撮影できるとしています。
生成AI開発 しのぎ削るメーカー各社
韓国の「サムスン電子」は、スマートフォンの画面をAIと共有してリアルタイムで文章や画像についての質問ができる機能を取り入れています。
また、アメリカのIT大手「グーグル」は、AIがユーザーの利用状況をもとに必要な情報や写真を先回りして提示するなど、AI機能の開発を強化しています。
アメリカの調査会社「IDC」によりますと、生成AIを搭載した機種は世界中で今後さらに普及するとしていて、出荷されるスマートフォン全体に占める割合は、ことしの30%から2029年までには70%以上に高まると予測しています。
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